スポーツ時に最適な水分補給飲料はこれだ~運動に有効なドリンク徹底比較結果~

国民生活センターによる「水素水」調査について

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販売されている水素水の一部に誤解を招く表記あり!

国民生活センターが「水素水」を徹底調査!

国民生活センターが美容や健康などに良いとして販売されている水素水の一部に対し、景品表示法違反に当たるとして措置命令を出しました。 水素水そのものに問題があったのではなく、水素水の宣伝や広告の一部に誇大表現や根拠のない効果があったことが問題となりました。 また、表示されている値よりも低い水素濃度であったり、表記のしかたが誤解を招く形であったことも原因です。

国民生活センターが発表した水素濃度の表記に関する大きな問題

国民生活センターが調べた10銘柄の水素水の中で、7つの銘柄には高濃度の水素が含まれていることや、水素濃度が明確に表示されていました。 しかし、検査対象となった水素水には水素濃度に問題があると判断されました。

全く水素が入っていない商品まで存在した

水素は目に見えないものであるため、水素水と普通の水は見た目では違いがわかりません。 その為、記載されている水素濃度に満たない水素量であったり、全く水素が入っていない商品まで存在していました。 パッケージに水素濃度表示のない3銘柄の内、ペットボトルタイプの2銘柄には水素ガスは全く検出されませんでした。 表示があった5銘柄の内の3銘柄でも、記載されているより測定された値が低く、表示が誤りである事がわかりました。

水素濃度は時間経過や保存状態で変化する

水素が含まれていた8銘柄を開封せずに20度の室内に1ヶ月保存すると、すべての銘柄の水素水で水素濃度がやや低下していました。 開封した後に蓋を閉めた状態では、5時間ほど経過すると水素濃度は元々の濃度の30%~60%まで低下し、24時間後には10%まで下がったという検査結果もあります。 水素水をコップに移した場合、1時間後には水素濃度が一気に50%~60%まで下るという結果も出ています。 一部の商品には「水質や水温などで水素の濃度が変化する」という記載もありました。 しかし、説明書きの値よりも検査の値が低かった商品もあり、表記の問題として指摘される事となりました。

効能や効果に関する宣伝・広告の問題

問題となった水素水の多くは「健康な体を取り戻せる」や、「若返って美しくなれる」という大衆の目を引く見出しが表記されています。 しかしこれらは個人の感想であり、公的に効果が認められたものではない為、表記内容によっては違法となります。

問題となった健康保持増進効果の誇大表記

「水素水を飲めばガンが治る」「アトピーで痒い箇所に水素水を付けると治る」などといった、治療が可能であると思わせるような表記は特に問題となりました。 医薬品医療機器等法や健康増進法や景品表示法などに抵触する可能性があるためです。 水素は体に良いという意見も多くありますが、現時点ではトクホや機能性表示食品として認可されたものはありません。

「表示の改善が求められた=水素水が無意味」ではない

水素水の効果に関する表記が問題とされたのは、あたかも「表記された効果が絶対にある」部分です。 水素水の研究は世界中で現在も行われており、100以上の論文が出されて多くの研究者が効果について研究を進めています。 公的な機関での効果は認められていませんが、健康や美容に良いという研究結果も出ています。

事業者へのアンケートでわかったこと

国民生活センターが今回検査対象となった商品の事業者へアンケートを実施しました。 その結果、水素水に対する取り組みに差があることがわかりました。

水素濃度の確認方法の違い

アンケートを確認したところ、目に見えない水素の濃度の確認方法は業者間で最も差がでた部分でした。 自社製品の機能性について調査と研究を行っている業者がいる一方で、濃度の確認方法が明確でない業者も存在していました。

共通していたのは水素が時間経過で減るという認識

各社に共通した回答だったのは、表記されている水素濃度に近い状態で水素水を摂取するには開封後すぐに飲むという事でした。 これは水素水を開封すると時間経過で減少するという認識からくるものです。 飲みきれない場合は蓋をしっかり締めるとの回答でしたが、一度開封した水素水はあっという間に水素濃度が下がることもわかっています。

そもそも調査対象となった水素水はなぜ選ばれたのか?

調査対象となった水素水はなぜ今回選ばれることになったのでしょうか?

消費者から苦情や問い合わせが来たわけではない

国民生活センターは「PIO-NET」(全国消費生活情報ネットワークシステム)を通じて、消費者から受けた相談を集計し、件数が多い企業の調査を行うことが一般的です。 しかし、水素水に関しては例外とも言える選定方法でした。 大手通信販売サイトや量販店などで「購入数が多いと考えられる銘柄」をタイプ別に選定しました。

選定方法に疑問の声も上がっている

このような選定方法には事業者側から疑問の声と苦情が上がっています。 なぜPIO-NETの情報を無視する形で選定を行ったのかという点についての説明を求めており、事業者側が情報の開示を求めている事も抑えておかなければならないでしょう。

事業者側から上っている水素水に関する意見

国民生活センターの発表により水素水に関するイメージはマイナス傾向に偏りがちで、それに対しても事業者側から声が上がっています。 特に国民生活センターがもたらす風評やマスコミによる情報の広まり方が問題視されています。

水素水の効果について

国民生活センターの調査と結果の発表は、あくまでも表記上の問題に対してのものでした。 しかし「表記の改善命令=商品に効果がない」と受け止められがちで、水素水が全く意味のないものであると多くの人が認識してしまいました。 このような認識になったことへの国民生活センターの発表方法や、報道機関への統制が適切であったかどうかが疑問視されています。

水素濃度の測定方法について

水素濃度の測定方法には公定法が存在せず、国民生活センターが行った検査も公定基準や公定測定方法ではありません。 しかし、国民生活センターの検査結果=最も正しいものだと認識されることが多く、水素水についても同じように評価されていることも問題視されています。 水素水のタイプや生成方法によっては、測定するタイミング次第で濃度に大きな違いが生じる商品もあります。 事業者側が「開封後すぐに飲むこと」「生成後すぐに飲むこと」を喚起しているにも関わらず、それに則らない検査が行われた可能性を事業者側は考えています。 ミネラルウォーターの使用が推奨されている水素発生器を水道水で使用したという指摘もあり、この点でも測定方法に疑問が持たれています。

国民生活センターが事業者へ出した要望

検査の結果を受けて、表記上の問題があると判断した国民生活センターは各事業者へ要望を出しました。 その内容は水素水の効果には言及しておらず、表記上の問題を訂正するよう求めるものでした。

誤解を招く表記の改善を求めた

病気の改善効果や根拠のない美容効果に関しては、医薬品医療機器等法や健康増進法、景品表示法に抵触する可能性があるため改善を要望しました。 これはホームページや商品パッケージなど、すべての表記に対してのものです。

水素濃度表記の改善を要望した

容器入りの水素水に限り、水素水の濃度を賞味期限まで保証される濃度にするように指導を行いました。 これによって賞味期限内であれば表記された水素を摂取することができ、消費者が誤解をせずに公正な商品選びが出来るようになります。

国民生活センターが出した消費者へのアドバイス

国民生活センターは水素水に対して、表記の面から誤解を引き起こさない為に消費者へのアドバイスを発表しています。

水素水の表記方法の受け止め方

水素水には現在公的な定義がなく、トクホや機能性表示食品として認可されているものはありません。 その為、効果が保証されているものではなく感じ方には個人差がある事を認識しておく必要があります。

水素濃度は時間経過で減るという認識が必要

表記されている水素濃度は時間経過による減少を考慮しておらず、出荷時や充填時の水素濃度と、飲用時の濃度が同じとは限りません。 時間経過で水素は減少していくものと捉え、購入や開封をしたらなるべく早く飲むことが推奨されています。

国民生活センターの検査結果はどう受け止めるべきか

ここまで国民生活センターが出した対象銘柄の水素水についてお話をしてきましたが、この結果はどう受け止めるべきなのでしょうか? 一概に「国民生活センターが指導した水素水は無意味」と考えてしまう事はありません。

今回の問題は表記上のものがメインとなっている

国民生活センターの要望内容を改めて確認してみると、その多くが「消費者が誤解せずに購入できるように改善を行って欲しい」というものばかりです。 水素水の効果に関しては公的に認めてはいられないものの、国民生活センターが「効果がない」と発表しているわけではありません。 あくまでも「効果が約束されていないものを、まるで効果が確実にあるように表記する」という点を問題視しているのです。

水素の濃度については非常に曖昧

前述したように水素ガスについては公的な検査方法や測定方法がなく、国民生活センターが調査した値が必ずしも正しいわけではありません。 国民生活センターによって水素濃度が低いとされた商品も、開封後や重鎮後すぐであれば高い濃度を保っている銘柄もあります。

このように水素水の問題は非常に複雑で難しく、その効果や効能についてはまだまだ研究中である部分が多いものです。 しかし芸能人やモデルが水素水を愛飲し、美の秘訣としている話は多くあります。 水素水によって元気になった、疲れにくくなったと感じるという声も少なくありません。 効果には個人差があり、水素の量は時間が経つと減るということをしっかりと認識した上で摂取する事が妥当といえるのではないでしょうか。